B5版（182mm×257mm）
410頁・フルカラー
ペーパーバック印刷（並製本・カバーは付いていません）

村上司郎／著

【内容】
きびしい環境条件下で懸命に花咲かせる海岸植物に魅せられ、日本の海岸線3万キロ余りを丹念に歩いて60年。その間に見つけた植物およそ1500種。海岸に咲く植物を観察し、調査し、記録した貴重な一冊。
写真690点、イラスト76点、図表15点のオールカラーによるビジュアルなレイアウトでわかりやすい。
第1章は海岸植物の解説、それにまつわるエピソードを取り上げる。沖縄のマングローブ林についての解説も詳しい。
第2章は代表的な海岸植物を100種選出し、形や生態の記録だけでなく、著者が初めて出会った感動、生育する場所の紹介など、紀行文としても十分楽しめる。
第3章は60年間の海岸植物観察の中で日本の海岸景観の変貌、環境破壊の様子を報告。
第4章は日本の海岸で目にする植物約1500種のリスト。
海岸植物について、これだけまとまった著作はめずらしい。

【読者の反響】
・海岸植物を扱ったこのような本は､もう100年は出ないでしょう。写真も美しい。この本を出していただいてありがとう。
・これまでに類をみない日本の海岸植物の大著として深く感銘し、著者のライフワーク、心から感動しました。
・天気のよい日にポケットに入れて海岸に出掛けるのに、縮刷版がほしいですね。